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紙の業界ニュース

2021/02/24

決 算

=3月決算企業の3Q業績①=
 紙パ関連各社の2021年3月期第3四半期(20年4~12月)の決算発表が始まった。今号より順不同で紹介していく。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙】
■日本製紙
〔第3四半期〕
 売上高 738,867 (△5.8%)
 営業益 10,697 (△51.1%)
 経常益 2,975 (△85.4%)
 当期益 2,336 (△77.5%)
〔通期予想〕
 売上高 1,000,000 (△4.2%)
 営業益 20,000 (△42.9%)
 経常益   12,000 (△60.7%)
 当期益   3,000 (△78.9%)
 新聞用紙・印刷用紙需要の大幅な落込みや、豪州・ニュージーランドでの板紙パッケージ事業譲受に係る費用5,924百万円を計上したことなどにより、減収減益となった。
○紙・板紙事業…売上高は△14.2%、営業損益は△170百万円(前年同期2,279百万円)。新聞用紙と印刷用紙の販売量が大幅に減少したが、新型コロナの影響は6月以降緩やかに回復。板紙は通販・宅配向けが堅調だったがインバウンド消費、イベント関連、工業製品向けは低迷し国内販売量は減少。
○生活関連事業…売上高は+14.8%、営業利益は△27.8%。トイレットロールの供給体制を拡充したことや、⑭トライフとの営業統合効果、ハンドタオルやウェットタオルの堅調により、増収となった。液体用紙容器も、学校給食再開に伴う牛乳容器の回復や新充填機設置による拡販、家庭用牛乳容器の堅調などにより販売量は増加。
○エネルギー事業…売上高は+1.9%、営業利益は+17.5%。
○木材・建材・土木建設関連事業…売上高は△6.6%、営業利益は△1.1%。
 通期予想は、20年8月公表の前回予想から変更なし。
【紙流通】
■日本紙パルプ商事
〔第3四半期〕
 売上高 345,141 (△13.9%)
 営業益 6,978 (△23.5%)
 経常益 7,102 (△16.0%)
 当期益 2,861 (△47.9%)
〔通期予想〕
 売上高 438,000 (△18.1%)
 営業益 7,200 (△34.1%)
 経常益 7,200 (△26.5%)
 当期益 3,000 (△40.6%)
○国内卸売…売上高は△15.7%、経常利益は△38.2%。紙は定期雑誌やチラシ、イベントパンフレット向けが大幅に減少したが、年度後半にかけて改善の傾向。板紙は通販関連や加工食品向けが堅調で、輸出梱包関連も持直しの動き。
○海外卸売…売上高は△12.3%、経常利益は△64.8%。新型コロナの影響が継続した。利益は、減収に加えのれん償却費の増加が影響。
○製紙および加工…売上高は△14.5%、経常利益は△25.6%。再生家庭紙事業で、前年度の需要増に対する反動減があった。
○資源および環境…国内製紙メーカーの生産減に伴い原料古紙の販売量が減少し、売上高は△8.2%。経常利益は総合リサイクル事業などの堅調、国内古紙事業の収益改善、販管費の減少により+705.1%。
○不動産賃貸…売上高は△0.3%、経常利益は△3.6%。
 通期予想は20年8月公表の前回予想から変更なし。3Qは、通期予想に対して利益の各段階で進捗率が高かったが、現時点で新型コロナの影響を見積もるのは難しいため、予想は据え置いた。
【紙加工】
■スーパーバッグ
〔第3四半期〕
 売上高 20,407 (△17.7%)
 営業益 37 (△90.3%)
 経常益 38 (△90.3%)
 当期益 △150 〈260〉
〔通期予想〕
 売上高 25,900 (△18.8%)
 営業益 △280 〈477〉
 経常益 △300 〈476〉
 当期益 △390 〈351〉
○紙製品事業…売上高は△24.4%、セグメント利益は△98.8%。新型コロナと紙袋有料化の影響で、主力の手提袋、平袋、紙器の販売量・金額が減少した。
○化成品事業…売上高は△18.1%、セグメント利益は△15.3%。新型コロナとレジ袋有料化の影響で、主力のレジ袋、ポリ手提袋、平ポリ袋、おむつ用製品が減少した。
○その他事業…売上高は△3.8%、セグメント利益は、粗利益が微増し販管費が減少したため+154.4%。
 未定としていた通期予想は、現時点で入手可能な情報に基づき算定した。新型コロナの収束時期が見通せないことやレジ袋・紙袋の有料化により、主要顧客からの受注減が継続しているため前年実績を大きく下回る見込み。
■大石産業
〔第3四半期〕
 売上高 13,931 (△3.9%)
 営業益 930 (+24.0%)
 経常益 1,037 (+14.4%)
 当期益 692 (+4.3%)
〔通期予想〕
 売上高 20,300 (+6.0%)
 営業益 1,045 (+4.8%)
 経常益 1,250 (+5.2%)
 当期益 835 (+0.8%)
 売上高は、フィルム製品の増収に加え、昨年連結化した柳沢製袋の増収効果もあったが、海外部門、国内重包装袋製品、パルプモウルド製品の減収により、全体では減収。利益は、フィルム事業の増収効果や販管費減少などにより増益。
 通期予想は、20年5月に発表した業績予想から変更なし。
■ハビックス
〔第3四半期〕
 売上高 8,155 (△17.3%)
 営業益 618 (△21.7%)
 経常益 589 (△31.6%)
 当期益 401 (△32.1%)
〔通期予想〕
 売上高 10,650 (△17.2%)
 営業益 600 (△36.4%)
 経常益 570 (△45.0%)
 当期益 400 (△29.3%)
○不織布関連事業…売上高は△24.9%、セグメント利益は△22.0%。パルプ不織布は、家庭用クッキングペーパーが伸長したが、主力の業務用クッキングペーパーやおしぼり向けが大幅に減少。化合繊不織布は、一部販売先でベビー用紙おむつの輸出量が減少したため受注が減少。
○紙関連事業…売上高は△6.5%、セグメント利益は△10.0%。外食産業の市場縮小が回復せず、おしぼりやテーブルナプキン向け製品の受注が低迷した。
 通期予想は、20年11月公表の前回予想から変更していない。3Qの利益実績は通期予想をすでに上回っているが、新型コロナが再拡大して緊急事態宣言が再発令された影響を把握するのは難しいため、予想は据え置きとした。
■中央紙器工業
〔第3四半期〕
 売上高 6,633 (△17.2%)
 営業益 38 (△93.0%)
 経常益 97 (△84.5%)
 当期益 74 (△81.9%)
〔通期予想〕
 売上高 9,000 (△14.0%)
 営業益 160 (△75.1%)
 経常益 230 (△69.0%)
 当期益 170 (△65.3%)
 主要ユーザーの自動車関連は回復スピードが加速していることから、需要回復に即応した生産体制作りと固定費削減などに取り組んだ。通期予想は、20年11月公表の前回予想から変更なし。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/22号」より
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