日本製紙の「統合報告書2020」と「CSR報告書2020」が、環境省および地球・人間環境フォーラムが主催する「第24回環境コミュニケーション大賞」で、環境報告部門の優良賞を受賞した。
環境コミュニケーション大賞は、環境経営の取組み促進と、環境情報開示の質の向上を目的とする表彰制度。日本製紙は、今回の受賞を受けて、「持続可能な社会の実現に取り組むとともに、わかりやすく充実した情報開示に努めていく」と述べている。
◎「日本製紙グループ統合報告書2020」https://www.nipponpapergroup.com/ir/library/2020/#ancAnnual
◎「日本製紙グループCSR報告書2020」https://www.nipponpapergroup.com/csr/download/report/2020/csr2020.html
シマフクロウの生息地保全で表彰
また日本製紙は、このほど、北海道庁主催の「令和2年度北海道生物多様性保全実践活動賞(通称:未来へつなぐ!北国のいきもの守りたい賞)」を受賞した。
この賞は、北海道における生物多様性保全で優れた活動・模範的な活動を行う企業・団体に贈られる賞。日本製紙は、日本野鳥の会とともに、絶滅危惧種であるシマフクロウの生息地保全に関する活動を実施していることが評価された。
日本製紙は、2010年から日本野鳥の会と協定を結び、シマフクロウの生息地の保全と事業の両立に取り組んでいる。協定対象の社有林では、日本野鳥の会と林内の生物多様性を確認する共同調査を実施しているほか、20年11月には人工巣箱を設置し、シマフクロウの繁殖環境を整備した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/8号」より