山陽製紙はこのほど、長野県阿智村の阿智昼神観光局と協働で、「廃棄されるはずだったパンフレット」などを再生した『星くずの紙』でランチボックスを作り、4月に開催された「花桃ツアー」で配布した。また、3月にギネス世界記録を達成した、阿智村のイベント「折り紙で作った星の最多展示数へチャレンジ」にも参加・協賛した。
阿智村は、環境省による全国星空継続観察で、「星が最も輝いて見える場所」第1位(2006年)に認定された村。山陽製紙の『星くずの紙』のネーミングは、阿智村のパンフレットを再生した時にでる「斑点」が、あたかも夜空に散りばめられた星くずのように見えることに由来する。同社では協働を始めた2019年4月から約600kgを再生し、メモ帳や御朱印帳などにアップサイクルしてきた。
阿智村は花桃も有名で、村には約1万本の花桃が植えられている。そこで今回は、開花時期の4月に実施したバスツアーで使われたランチボックスを、『星くずの紙』で製作。ランチボックスには星空や温泉、花桃などが描かれた。また、「折り紙で作った星の最多展示数チャレンジ」では、同社は折り紙作りに参加したほか、参加者の応援メッセージを貼る台紙を提供した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/17号」より