大王製紙は、『ハイパーブロックマスク』シリーズに、装着時のムレを軽減する『ムレ爽快』4種を5月21日から全国発売する。既存の5種に加え、全9種のラインナップでシリーズ展開していく。
『ハイパーブロックマスク』シリーズは、昨年12月に国内工場の生産設備を増強して全国へ販売を拡大した日本製不織布マスク。ウイルス飛沫を99%カットするフィルターや、耳掛け部分のフィット性で高い評価を得ている。同社のマスクは海外の協力工場で生産されていたが、コロナ禍でのマスク不足を受けて昨春、国内子会社に生産設備を導入、段階的に設備を増強して昨冬から全国で販売するようになった。
今回は、同社が行ったマスクの使用実態調査で不満点1位の「マスクの中がムレる」(通常使用時53.9%、夏使用時59.5%)と、2位の「息が苦しい」(通常36.6%、夏38.7%)を軽減する新製品として、『ハイパーブロックマスク ムレ爽快』を開発。マスク内のムレを軽減させるため高通気性素材を採用し、ウイルス飛沫や花粉のカット機能はそのままに、中層(メルトブローン不織布)の通気性を20%アップした。加えて、ワイヤーで口元に空間を作り出すことで息苦しさを抑え、鼻・口まわりにマスクが貼りつきにくい構造にした。
また同シリーズは、紙おむつの伸縮技術を応用した耳掛けによって、耳が痛くなりにくいのが特長だが、これを今回は、マスク本体と耳掛け部の間の補助材をなくすことで、頬回りをすっきりとした形状に仕上げた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/24号」より