製紙パレットのスムーズな回収・再利用を目的に、製紙7社が出資して運営する㈱製紙パレット機構は6月17日、書面決議による定時株主総会を開催し、2020年度のパレット回収実績などを報告した。
事業報告などは原案通り承認され、次記の通り役員が選任された。
〔役員陣容〕▽代取社長・岩田憲明〈製紙パレット機構〉▽取締役・川里裕一〈日本製紙〉▽同(新任)・佐久間孝道〈王子物流〉▽同・高橋範男〈北越コーポレーション〉▽同・藤浦貴夫〈三菱製紙〉
〔退任役員〕▽中沢剛〈王子物流〉
■2020年度パレット回収実績
20年度はコロナ禍での紙出荷大幅減によりパレット回収、納品ともに減少したが、減少幅は10%以内に収まり、5地区合計で回収が前年比△7.9%の413万5,837枚、納品が同△8.2%の415万4,272枚となった。過去3事業年度の地区別納品実績は次の通り(単位:千枚、単位未満四捨五入)。 2018 2019 2020
関東 3,091.5 3,068.5 2,829.3
関西 631.7 631.1 577.3
中部 464.6 476.2 443.9
札幌 149.5 144.9 122.2
九州 201.0 205.9 181.5
合計 4,534.0 4,526.6 4,154.3
なお、2020年度の優良協力会社は次の3社となった。
《関西地区》▽平田倉庫大阪支店〈大塚達也/取締役支店長〉▽玉村運輸〈玉村光/代取〉▽八光倉庫〈池田喜八郎/代取〉
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/19号」より