ユポ・コーポレーションは、『ユポグリーンシリーズ』の新製品として、ファストフード店や駅などで使用されるバックライトポスター(電飾看板)を主用途とした『ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙 BLRG 150』を開発、今秋から販売を開始する。
同社の電飾用途製品は、ユポ特有の光の乱反射を利用することで、蛍光灯などの形状が裏移りすることなく絵柄を表現でき、また非点灯時にも十分な見栄えを実現できるため、昼夜兼用のバックライトポスターなどに適している。新製品の『ユポ電飾用紙BLRG 150』は、現行の『BLR150』にバイオマス樹脂を配合した製品で、製品特性はそのままに、バイオマス樹脂を配合することで、現行品に比べて年間約7tのCO2排出量削減効果が見込まれる。
『ユポグリーン』シリーズは、内部にミクロボイド(微細な空孔)を有し、同じ用途のPET系製品に比べてプラスチック使用量を32%削減でき、加えてバイオマス樹脂配合によりCO2排出量を約40%削減できる。同社では、『ユポグリーン』全体で2022年度販売5,000tを目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/2号」より