レンゴーは、広域連携事業推進機構が主催する「ふぞろいのストロープロジェクト」に参画する。
同プロジェクトは、2022年度に予定されている「プラスチック資源循環促進法案」施行を前に、代替素材への転換が進む社会情勢も踏まえ、「麦わらストロー」の普及に取り組むことで循環経済モデルの構築を目指すプロジェクト。
麦わらストローは麦の茎からつくるストローで、プラスチックストロー普及以前に使用されていた。麦わらを適切に加工することで、水分を含まず柔らかくならない、使用感のよい飲料用ストローにできる。農作物のため長さや太さはまちまちだが、その分、自然な風合いを感じられるよさもある。
プロジェクト名の「ふぞろいのストロー」は、麦わらの産地、色合い、太さ、長さなどの違いを個性として楽しんでもらいたいという意味のほか、全国の農家や企業などが産業や地域の垣根を越えて取り組むプロジェクトの多様性を表す言葉として名付けた。将来的には地域が自立して製造・販売できる仕組みを確立し、地域経済を活性化させる持続可能な事業として展開していく。
日比野克彦監修の「TURN茶会」に協力
レンゴーは、段ボールアートの先駆者、日比野克彦氏が監修する「TURN茶会」に、展示のための段ボールを提供した。
日比野氏が監修する「TURN」は、障害の有無、世代、性、国籍などの違いを超えた多様な人々の出会いによる相互作用を表現するアートプロジェクト。その活動の一環としてTURN茶会は開催された。
TURN茶会では、国立新美術館の会場に12の茶室を設け、東京藝術大学、国際交流協定校、海外のTURNアーティストと来館者の交流の場とした。アーティストが主人となって、茶会に見立てたワークショップで来客をもてなしたり、また中央茶室では、日比野氏と芸大教員などのオンライン交流が行われる。会場には段ボールが敷き詰められ、来館者が小さな青い色紙を貼っていく「海作り」のワークショップも行われている。
【開催概要】▽期間:7月23日(金)~8月9日(月)10:00~18:00/金・土10:00~20:00/火曜休▽会場:国立新美術館展示室2E▽入場無料
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/9号」より