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紙の業界ニュース

2021/09/09

決 算

=紙パの第1四半期①=
 紙パ関連各社の2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)の決算発表が始まった。今号より順不同で紹介していく。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年度の実績値。
【製紙】
■王子ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 342,721 (+6.5%)
 営業益 28,054 (+155.4%)
 経常益 34,569 (+482.6%)
 当期益 20,610 (+860.0%)
〔通期予想〕
 売上高 1,450,000 (+6.7%)
 営業益 120,000 (+41.5%)
 経常益   120,000 (+44.5%)
 当期益   70,000 (+41.0%)
 1Qは、緩やかな需要回復に加え、パルプ販売価格の上昇もあり増収となった。海外売上高比率は前年同期を3.7ポイント上回る32.4%。営業利益は全セグメント増益で、経常利益には為替差益も加わった。
○生活産業資材…売上高+9.9%、営業利益+61.4%。国内販売量は、段原紙・段ボールは全体的な需要回復や通販向けの堅調で増加。白板紙も土産物や贈答関係の需要が回復しつつあり増加。包装用紙は、需要減は継続しているが、自動車産業などの復調により増加。紙おむつは、子ども用は国内が減少したが輸出は前年並み、大人用は減少。家庭紙は前年並み。海外事業は、東南アジアで段ボール原紙と段ボールが増加。紙おむつは、マレーシアで減少したが、インドネシアで増加。
○機能材…売上高△7.2%、営業利益+2.2%。乗車券や高級パッケージの需要減少は続いているが、電動車向けコンデンサフィルムなどは堅調。感熱紙は減収。
○資源環境ビジネス…売上高+14.3%、営業利益+666.9%。パルプ事業は溶解パルプの中国向け輸出が回復し販売量が増加。エネルギー事業は売電量が減少。
○印刷情報メディア…売上高+2.8%、営業利益は黒字回復して48億円(前年同期△10億円)。新聞用紙、印刷用紙、情報用紙、海外事業いずれも販売量が増加。
 通期予想は、5月公表の前回予想から変更なし。
■日本製紙
〔第1四半期〕
 売上高 250,460 (+11.9%)
 営業益 4,828 (+13.5%)
 経常益 3,536 〈△936〉
 当期益 1,871 〈△3,791〉
〔通期予想〕
 売上高 1,030,000 (+2.2%)
 営業益 25,000 (+30.0%)
 経常益   19,000 (+54.8%)
 当期益   1,000 (△68.7%)
 前1Qで印刷用紙の需要が大幅に落ち込んだ反動や、昨春の豪州・ニュージーランドでの板紙パッケージ事業譲受により増収増益。
○紙・板紙事業…売上高△2.6%、営業利益は165百万円(前年同期△1,061百万円)。新聞用紙は2月の福島県沖地震で岩沼工場の抄紙機の一部が操業を停止したことにより販売量が大幅減。印刷用紙は前1Qに需要が大きく落ち込んだ反動で大幅増。板紙は工業製品向けなどの需要回復に加え、加工食品や通販・宅配向けが堅調で増加。
○生活関連事業…売上高+45.2%、営業利益△52.7%。家庭紙は、前1Qに需要が落ち込んだ反動に加え、㈱トライフとの営業統合効果もあり増収。液体用紙容器は、給食牛乳向け容器が回復して販売量が増加。溶解パルプは、海外需要の回復に伴い販売量は増加。化成品、機能性フィルムも販売量が増加。
○エネルギー事業…売上高△15.8%、営業利益△66.1%。
○木材・建材・土木建設関連事業…売上高+14.1%、営業利益+72.9%。
 通期予想は、5月公表の前回予想から変更なし。
■大王製紙
〔第1四半期〕
 売上高 144,953 (+20.1%)
 営業益 10,980 (+54.0%)
 経常益 10,453 (+50.5%)
 当期益 6,723 (+12.8%)
〔通期予想〕
 売上高 600,000 (+6.6%)
 営業益 38,000 (+3.1%)
 経常益 35,000 (+1.5%)
 当期益 21,000 (△5.0%)
 海外向け段ボール原紙需要が堅調に推移し、一部の洋紙でワクチン関連の特需があったことから、販売は前年同期を上回った。ホーム&パーソナルケア事業は、ティシュやトイレ紙の高付加価値品や、昨年全面リニューアルしたベビー用紙おむつが引き続き好調。
○紙・板紙…売上高+17.7%、セグメント利益+80.1%。新聞用紙と洋紙は販売量・金額ともに増加。板紙・段ボールも、内需が回復してきており、また三島・N7の輸出向け板紙の生産・販売も堅調に推移し、販売量・金額ともに増加。
○ホーム&パーソナルケア…売上高+20.8%、セグメント利益+20.3%。衛生用紙は、タオル紙が減少した一方、ソフトパックティシュや長尺トイレ紙の販売が伸長し販売量、金額ともに増加。ベビー用紙おむつは全面リニューアル品が順調に推移し増販に寄与。大人用紙おむつ、フェミニンケア用品は販売量・金額ともに増加。ウェットワイプは、前年にコロナ禍での一時的な需要増があったため、販売量・金額は前年割れ。マスクは、需要が落ち着きを見せる中、ラインアップ拡充により販売量・金額ともに増加。以上により国内事業は増収。海外事業も増収。
○その他…売上高+51.5%、セグメント利益+74.2%。
 通期予想は、5月公表の前回予想から変更なし。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/6号」より
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