王子ホールディングスと王子パッケージングは、水系樹脂コーティング技術を活用し、マテリアルリサイクルできる『環境配慮型コップ原紙』を開発した。
紙コップや牛乳パックに使われるラミネート紙は、現行の紙リサイクルシステムでは禁忌品であり、可燃ゴミとして扱われるため、“マテリアルリサイクル”という点では課題が残っていた。そこで王子は、特殊な水系樹脂を表面に薄く均一にコーティングすることにより、紙コップに必要な耐水性、耐油性、ヒートシール性を備えつつ、現行の紙リサイクルシステムで紙原料としてマテリアルリサイクルできるコップ原紙の開発に成功した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/1号」より