製品の製造者は、製品そのものの性能や安全性だけでなく、製造工程における公害防止、製品使用後の処分など製品のライフサイクル全体における環境影響に対しても責任を負うべきであるとする考え方。端的にいえば、製品価格に処理費用を転嫁することで、生産者に使用済み製品の処理費用の負担や責任を負わせようとする制度。生産者に課せられる責任としては、①リサイクル容易な製品設計、②製品についての環境情報の提供、③使用済み製品の回収責任、④リサイクルまたは処分コストの負担─などがあげられる。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社