もともとは、単行本や文芸書に使われる書籍用紙の一種として開発された。紙の繊維間隔を広げて空気を含ませ気味にしてつくることで、1枚当たりの厚さが130ミクロンと一般的な書籍用紙に比べると約20%厚いにもかかわらず3%軽い。日本製紙が他社に先駆け98年に開発したが、現在では王子製紙や大王製紙、三菱製紙などからコート系やマットコート系、上質系など各種タイプが発売されており、書籍に限らず雑誌やムック、カレンダーなど多方面に用いられるようになっている。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社