コーター(塗工機)における塗工ヘッドのノズルから、走行する紙など基材の塗工面に向かって塗料膜のカーテンを流出させて塗工する方式。ヘッドに供給する塗料の流量を調節することにより高精度な塗工量調整が可能、塗料のミストやスプラッシュが発生しない、静音、高品質塗工が可能─などのメリットを持つ反面、安定した塗料供給ができるヘッドの形状、完璧な塗料の脱泡、基材に同伴空気の除去が必要─といった課題から、これまでなかなか採用されてこなかったが、近年は機械的精度の高いコーターも開発され、新世代コーターとして一部品種で導入されつつある。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社