塗工紙の中でも、特に光沢を高めたものを「グロス調」とか「グロス系」という。高級感のあるカラー印刷などに適している。スーパーカレンダー(紙に強光沢、平滑性を持たせるために処理する工程の一つ)処理を行い、厚味や嵩(かさ)がある。また白紙面はつや消しだが、カラー印刷の部分だけはできるだけ光沢を出したい、というニーズに応えた塗工紙を「ダル調」という。一方、低光沢でしっとりとした視感・触感のある塗工紙を「マット調」とか「マット系」などという。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社