土中などで微生物により自然分解される樹脂類の総称。“グリーンプラ”とも呼ばれる。バイオポリエステルやバクテリアセルロースなどの「微生物系」、脂肪族ポリエステル、PVA(ポリビニルアルコール)など「化学合成系」、セルロース、でんぷん、キトサンなど「天然物系」と、これらを複合した「複合物系」に大別される。現在、生分解性プラスチック研究会のリストに載っているものだけでも40種類以上の材料があり、最近ではエマルジョンタイプのものも上市されている。現在、生分解性プラスチックの主流となっているのは、トウモロコシなど農作物から得られるでんぷんを発酵させて出来る乳酸を重合させたポリ乳酸系である。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社