従来の段ボール(A、B、C、Eフルートなど)に比べ段高が低く(0.5mm程度)、面積当たりの段数が多い超薄型の段ボール。“Fフルート”“Gフルート”などとも呼ばれる。今のところ明確な規格はないが、単紙の板紙並みの厚さで軽量化、緩衝性・断熱性の向上、表・裏・中芯各種原紙の組み合わせが可能─といったメリットがある。米国マクドナルドのハンバーガー用容器への採用を契機に食品・飲料や電気製品の包材向けなどで市場が拡大しつつあり、わが国では数社が製造しているが、今後は参入が増えるとみられている。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社