=三菱製紙販売= 販売低迷で減収減益
三菱製紙販売は、10年3月期決算(09年4月~10年3月)を次の通り発表した(単位:100万円。カッコ内は対前年度比)。
売上高 142,198 (▲11.5%)
営業益 601 (▲56.8%)
経常益 598 (▲55.0%)
当期益 418 (▲40.2%)
需要の低迷や輸入紙の増加を背景に、販売量は前年度比▲10.0%の90万7,000tと振るわなかった。主な部門別の概況は以下の通り。
〔紙〕販売量83万t(前年度比▲10.9%)、販売額1,167億9,900万円(同▲12.3%)。塗工紙は企業の宣伝費削減や輸入紙拡大により大幅減。フォーム用紙は漸減、PPC用紙とノーカーボンは堅調だった。
〔板紙〕販売量4万1,000t(同+3.3%)、販売額50億6,900万円(同+5.2%)。白板が期後半にパッケージ分野で堅調に推移し、数量・金額ともに前年を上回った。
〔パルプ〕販売量3万5,000t(同▲0.5%)、販売額22億4,300万円(同▲20.8%)。ユーザーの需要回復の遅れと為替の影響で苦戦し、数量・金額ともに前年割れ。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 6/28号」より