ブラジル唯一の国内LWC紙メーカー(Stora Enso)の申し立てにより、ブラジル当局は4月23日付けで米国、フィンランド、スェーデン、ベルギー、カナダ及びドイツからのLWC(米坪50-72g)にアンチダンピング関税賦課の正式認定をした。関税は㌦建ての従価税で国によりまちまち(㌧当たり45.94㌦から595.29㌦の幅)、今後5年間有効となる。輸入業者は国内唯一のメーカーでは需要に対応できず、新たに投資参入の動きもなく、結局は最終ユーザーが高い雑誌を購入する羽目になると不満を述べている状態。 4月23日付け RISIから抜粋
参考 2011年11月11日付け 当組合ブログから
ブラジル 輸入LWCに暫定アンチダンピング関税賦課
ブラジル貿易機関は米国、フィンランド、スェーデン、ベルギー、カナダ及びドイツ
からの輸入LWCに対し暫定的にダンピング関税賦課の認可をした。対象品は米坪50-72
g、白色度60-95%、機械パルプ含有率最低50%、輸入品目番号(HS番号)
4810.22.90。尚、4810.22.10に分類される巻取幅15cm以下及び平判一辺最大36cm
は対象から除外。トン当たりの関税率は国毎にまちまちで例えば米国品は161.72㌦。
11月10日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ