ブラジルの市販パルプ輸出は2014年に前年比10%増を目指している。出荷量が増える要因としては、主としてSuzano社の年産150万トンを見込むユーカリパルプ・ラインと、同様にEldorado社の年産150万トンのそれぞれ新ラインの始動によるところがもっとも大きい。一方、同国の今後の長期的な見地から増産体制をみると、2020年までに年産2千2百万トン達成を目指している。2013年のパルプ生産量の実績は1千5百万トンであったが、計画では同国の森林資源地帯を現在の7百万ヘクタールから倍増させる予定で、年間パルプ増産が700万トン、紙が1千3百万トン、木質パネルが1千4百万トンそれぞれ増えると見込んでいる。
5月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ