ブラジルの今年に入ってから4ヶ月間のコート紙輸入量累計が前年同期比20%減と劇的に落ち込んでいる。2013年の1-4月累計から大きく数字を落とし、8万9千トンの輸入量となった。この結果は、ブラジル国内に非課税で入り込んだ紙製品の違法使用を回避させるべく中央政府や地方自治体の当局への、企業や協会の連携による強烈且つ継続的な協調介入が起因している。同国では長年、用途を偽って法をすり抜けた形で免税措置を受け、安く紙製品を輸入する手法がはびこっており、結果として価格面で国産の紙製品が売り負けるといった図式がある。
5月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ