オーストラリアに本社を持つ世界的規模のパッケージ・メーカーAmcor社の傘下にあるAmcor Tobacco Packaging社は、現在の西ヨーロッパでの同社グラビア印刷の生産能力と顧客層・市場の需要動向を考慮した結果、過剰生産能力の状態にあると結論付けた。需給バランスの適正化をはかる為、このほど同社はドイツのNeumunster工場での操業を停止すると発表した。同社のスケジュールでは最終的な操業停止までには約4ヶ月以上を要すると判断しており、今年12月末までの閉鎖を見込んでいる。当面は規模を縮小して、西ヨーロッパ内の他の同社工場へ生産を移し集約を図るが、既に公表している青写真として、新たなタバコ・パッケージ生産拠点を世界第3位でありアジア第2位のタバコ消費国であるインドネシアへ新設する計画である。この新たな生産拠点がフル操業に到達する時期を来年後半に西ジャワで、と見据えている。
8月18日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ