2015年のインドネシア紙パルプ産業は、アジア特に世界第2位の経済力を誇る中国での消費量増加によって5%の伸びが予測される、とインドネシア紙パルプ協会が述べている。消費量増加は紙パルプ産業の世界的な競争激化を招くことになるが、世界のパルプ需要は2025年まで年率約2.6%伸び、2010年の2千4百50万トンから3千8百90万トンへ需要拡大していくものと推測している。また、この15年の間に、中国でのパルプ需要も年率6.4%ずつ上昇し、2025年には1千4百30万トンへ数字を伸ばすものと思われる。一方、北米や欧州では電子機器の飛躍的な伸びによって紙製品の消費量は更に減少を余儀なくされる筈で、今後のアジアでの紙パルプ消費量増加は世界的にこの産業界にとって重要な課題となる、と付け加えている。
8月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ