9月ユーロ圏18ヶ国の季節要因調整後の失業率は11.5%と前月から横這いで推移したが、前年同月の12.0%からは微減となった。一方、EU28ヶ国の9月失業率は10.1%で、前月から変動なく、前年9月の10.8%からも失業率はやや悪化する結果となった。9月、ユーロ圏18ヶ国の約1千8百35万人を含むEU28ヶ国の男女約2千4百51万人が失業している状態である。前月と比較するとEU28ヶ国の失業者は10万8千人減少、ユーロ圏18ヶ国でも1万9千人が減少となった。前年同月比ではEU28ヶ国では約1百82万人減、ユーロ圏18ヶ国では約82万6千人減となっており、ヨーロッパ全体としては雇用市場はやや上向いている。失業率の低い国はオーストリア5.1%とドイツが5.0%、一方高い国はギリシャの26.4%、スペインの24.0%であった。
【参考】
ユーロ圏18ヶ国:ベルギー、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、イタリア、キプロス、ラトビア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、スロベニア、スロバキア、フィンランド
EU28ヶ国:上記18ヶ国+ブルガリア、チェコ、デンマーク、クロアチア、リトアニア、ハンガリー、ポーランド、スウェーデン、ルーマニア、イギリス
10月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ