米国森林紙製品協会が発表した最新の統計では、11月の北米新聞用紙の出荷は国内市場向け、輸出向けいずれも前年同月比で13%大きく数字を落とした。11月の新聞用紙メーカー各社の生産能力対出荷量でみる操業率は、停止中のラインも含めて平均88%となっており前年同月比で5%ポイント下落したことになる。唯一健闘をみせているのが、商業印刷業者向けの需要で1月~11月の平均を3.0%上回り11月は5.1%増で推移した。しかしながら、肝心の新聞用途での需要は、北米大手ユーザーの購入量が前年同月比18.7%と大きく減少をみせ、今年の累計でも前年から12.1%下落した。全体の需要でも前年同月比13.2%減、累計でも8.7%減となった。
12月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ