スペインのパルプ、エネルギー大手であるEnce社による同国カナリア諸島ラス・パルマス港へのバイオマス施設建設計画が思わぬ困難な問題にぶつかっていることが分かった。現地当局は、今回建設を計画する施設が近隣住民の健康被害を引き起こす懸念があるという理由で同プロジェクトを却下したとしている。しかしながら、同社はこの投機に固執しており、これとは別の立地区域の物色を開始した模様。同社は、2014年に同国イベリア半島以外にバイオマス施設建設を進める投資を行なうと公表していた。第一段階で、同社は候補地の中からラス・パルマス港に照準を合わせ70メガワットのバイオマス施設建設計画を進めていた。
2月4日付RISIから抜粋