中国のAsia Symbol(Shandong) Pulp & Paper社は、山東省の同社日照工場の年産30万トンで設計されたパルプ・ラインで、このほどNBKPの生産を開始したことが分かった。昨年、同社はそれまで短繊維パルプ製品を中心に生産していた同ラインに改造を施し、NBKPも生産が可能なラインへ生まれ変わらせていたもの。ただし、改造直後は同国パルプ市場でNBKPがLBKPより廉価で出回っていた為、ただちに長繊維パルプの生産への移行は実施していなかった。その後、昨年終盤より価格状況は逆転し、その差もトン当たり$60まで広がってきた為、先月末よりNBKP生産へ移ることとした模様。当面のテスト運転期間として最長50日間NBKP生産を行なう見込み。同社はインドネシアを本拠とするAPRIL社傘下で、日照工場には別途LBKP生産用の既存ライン1機があり、同ラインの生産能力は年産150万トン。
2月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ