紙パルプ製品評議会の発表した最新の統計によると、北米5月の印刷・筆記用紙需要は今年1月~5月の下落率3.9%から5.7%へと減退が加速しており、しかも出荷量と生産量もその5ヶ月平均を下回っていることが分かった。この落ち込みの原因は非塗工グレードの需要減退が大きく、特に非塗工上質カット判が1月~5月の下落率2.4%から5月の6.0%まで減少、非塗工中質紙でも1月~5月の下落率4.5%から5月の6.5%に需要を落としていることが目立っている。また、全体の工場稼働率は84%で前年同月比では概ね同レベルとはいうものの、前月からは5%ポイント減少がみられた。5月末のメーカー在庫量合計は前月末より5.5%増、前年同月末比では4.5%減となった。
6月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ