中国通関当局が公表した最新の統計によると、同国6月のパルプ輸入量全体で前月比12.0%の減少をみせ、約158万トンとなったことが分かった。これは、同国5月のLBKP輸入量が前月比27.0%急増した反動で、6月は同27.8%急減して約56万トンとなったことが大きな要因となったとしている。海外のパルプ・サプライヤーが市況活性化の為、3月にLBKP価格の値下げを実施したことで、中国パルプユーザー群が同品種の大口発注に走ったが、その時の発注ロット到着は2ヶ月後の5月であり数量急増の主因となった。その後4月に供給側が価格修正を行なったことで、一転購入側は発注を控える結果となったもの。一方、6月到着分の輸入NBKPの数量は、前月比2.7%減少し約61万トンであった。
7月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ