財政難によって3年間の生産活動休止を経て、スペインの特殊セルロース&ビスコース・メーカーであるSniace社は、現在改めてパルプおよびエネルギー生産の見直しに取り組んでいることが分かった。同社関係者が昨夜公表したところによると、生産活動の再開に必要な行政上の承認手続きを完了し、3年間の休止期間を経て改めて試運転を実施する為の保守点検や従業員研修、熱電併給システムのテスト稼働、様々な原材料仕入れの為の契約調印などすべて準備が整い、同社は今日Cantabria州Torrelavegaの地に於いて、パルプおよびエネルギー生産拠点として事業再開に向け始動することとなったとしている。ただし、正式な稼働にまでにはあと2ヶ月を要するものとみられている。
10月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ