米国のVerso Corporation社は、同国メイン州Jayに位置する同社Androsscoggin工場の製紙ライン3号機を一時的に停機として、年間約20万トンのコート紙生産を削減する計画を、本日公表した。同社はこの減産措置を2017年第1四半期より実施する意向であるとしている。従って、同工場では3号機に付随する蒸解釜や回収ボイラーについても停機とすることとしている。これまで3号機で生産されていた製品は、同社の高度多目的生産システムに属する他のラインへ移され、顧客からの注文への影響はないとしている。この停機措置によって、同工場の従業員約190人が臨時解雇となる模様。同社関係者によれば、将来的に同ライン再稼働の目途がたたない場合は、今回の減産措置がそのまま人員削減という結果になるとしている。
11月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ