ロシアのシベリアTomsk地域に、年産50万トンの生産能力を有する新たな晒パルプ工場を建設する計画が、無期限に棚上げとなっていることが分かった。ちょうど6ヶ月前に、同地の関係当局が大々的に報じたこの総額10億米ドルのプロジェクトは、中国の投資家であるXinjiang Zhongtai Groupと、そのパートナーであるXinjiang Fulida FibreとRosKitInvestの計3社からの財政支援を受けるとみられていた。しかも、既に2017年末ないし2018年頭には建設工事が開始されるとしたスケジュールが組まれていた。しかしながら、最新の現地当局の声明では、前出の中国投資グループがこのプロジェクトから撤退したと伝えている。投資家が撤退を決めた要因は、予想以上に多額となる投資金額、工場建設予定地の劣悪なインフラ状況にあるとしている。
2月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ