中国のShandong Tranlin Paper社は、同国北東部の黒竜江省佳木斯市に位置する同社新工場に於いて、このほどわらパルプの試作をスタートさせたことが分かった。同パルプ・ラインは農作業廃棄物である麦わらやトウモロコシの茎などを原料とするもので、設計上の生産能力は年産20万トンとなっている。同社によれば、テスト運転は4月18日に開始され、最初のスラリー・パルプは5月5日に生産されたとしている。同社がPPIアジアに伝えたところによると、同ラインで生産されたパルプはすべて同工場内のティッシュ・ラインへ供給され、市販用にパルプ市場に出回ることはないとしている。同わらパルプ・ラインの始動に先立って、同社は3月末に同工場で初めてのティッシュ・ラインを稼働開始していた。
5月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ