EURO-GRAPHが発表した最新の統計によれば、8月欧州の新聞用紙、SC紙、塗工中質紙出荷量はいずれも下落傾向での推移となったが、非塗工中質紙の出荷量は上昇している。欧州8月の新聞用紙の出荷量は前年同月比1.0%微減の633,000トンで、そのうち欧州域内向けでは同10.3%減の473,000トンで、域外輸出向けでは同42.5%大きく数字を伸ばし160,000トンであった。一方、SC紙出荷量も減少に転じており、同0.8%微減の333,000トンで、そのうち欧州域内向けは1.6%減の276,000トン、域外輸出向けでは同3.6%増の57,000トンとなった。また、塗工中質紙出荷量は合計538,000トンで前年同月比0.6%の微減、そのうち欧州域内向けでは同1.5%減で414,000トン、域外輸出向けでは同2.4%増の124,000トンとなった。非塗工中質紙出荷量は、同2.3%増の210,000トン、そのうち欧州域内向けでは同2.9%減で163,000トンだったが、域外輸出向けでは同26.1%大幅増の47,000トンであった。
10月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ