カナダのKruger社が、この5月に新聞用紙ラインから完全に変換したケベック州Trois-Rivieres工場の10号機で、設計上のフル生産に近い日産1,100トンの軽量再生ライナーを既に生産していることが分かった。Kruger Packaging社COOは、同10号機の披露イベント席上で来客に向けて、同社は強度上で妥協を許さない軽量のライナーを提供する為に、今回2億5千万カナダ・ドルを投資したと語った。更に、同社のXTRライナーは通常より少ないファイバーを使用しながらも強度の高い紙を実現したことで、同社は北米市場での軽量米坪化を牽引するパイオニアであると付け加えた。同ラインは、米坪範囲18lb~35lb(88g~171g)の超軽量および軽量の再生ライナー年産40万トンの生産能力を有し、現行同ラインでの生産の半分が30~35lbであるが、効率性でいえば26lbが最高の結果をもたらす領域であるとしている。
11月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ