オーストリアの国際技術グループであるANDRITZ社(A社)は、同国HeinzelグループのLaakirchen製紙工場の改造10号機を、このほど無事立ち上げたことが分かった。A社はSC紙生産用に作られた同ラインを、再生ファイバーを原料とする米坪範囲70gから140gまでの段ボール、テストライナー生産用に改造を施したとしている。設計スピードは分速1,600m、有効巾7,500㎜となった同ラインは、段ボール、テストライナー生産用としては、現在世界でももっとも生産性の高い抄紙ラインのひとつとなった。Laakirchen Papier AGの製造統括によれば、同社は、Laakirchen製紙工場に包括的な投資パッケージを導入したとしている。更に、新たなA社の技術は、同社の生産を最高品質レベルへ引き上げるものであると付け加えた。
12月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ