ブラジル森林産業協会によると、同国では国内での免税の紙違法使用で、過去10年の間に税で35億レアル(9億7千万米ドル)の損失が発生したことが分かった。同国では、文化に関する書籍や雑誌などの編集目的で購入されたすべての紙は税金を免除されているが、課税された紙との価格差が約36%になる為、その誤用は通常の活動となっているとしている。同協会のデータによると、2017年の時点で、紙の免税規則の恩恵を受けていた2,410人の納税者が更なる調査のために呼び出されたにもかかわらず、ICMS税の回避による損失は3億レアルになったとしている。また2016年、免税紙市場は70万トンを占め、そのうち40%は違法であったとしている。
5月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ