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紙の業界ニュース

2020/09/24

決 算

=中越パルプ工業=
通期業績予想を公表
 
 中越パルプ工業は、未定としていた2021年3月期通期業績予想を公表した。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前期比、〈 〉内は前期の実績値。
〔通期予想〕
 売上高 76,000 (△20.1%)
 営業益 △2,700 〈2,057〉
 経常益 △2,800 〈1,985〉
 当期益 △3,350 〈919〉
 新型コロナの拡大により、損益が大幅に悪化している。同社では、コロナ収束後も紙・パルプ需要は以前の状態には戻らないと想定し、「事業戦略推進プロジェクト」を立ち上げ、生産体制再構築を含めさまざまな検討を行っている。
 配当については、中間期は無配とし、期末は未定のままとする。
=紙パの第1四半期④=
 前号に続き、紙パ関連各社の2021年3月期第1四半期(20年4~6月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
■トーモク
〔第1四半期〕
 売上高 36,381 (△4.2%)
 営業益 △249 〈△391〉
 経常益 △83 〈△369〉
 当期益 △116 〈△403〉
〔通期予想〕
 売上高 185,000 (+4.8%)
 営業益 7,500 (+8.5%)
 経常益 7,700 (+8.3%)
 当期益 4,800 (+5.2%)
○段ボール…販売減により売上高は△4.1%となったが、営業利益は数量減に伴う原材料コストの減少や働き方改革・デジタル化により+13.9%。段ボール生産量は、若干マイナスとなったが、減少幅が小幅な飲料・加工食品向けの比率が高いこともあり、全国平均に比べると減少率は小さい。
○住宅…売上高は+0.2%、営業損益は、上半期はコストが先行するという住宅事業の特性もあり、△1,720百万円(前年同期は△1,760百万円)。
○運輸倉庫…GWの外出自粛などにより飲料関係を中心に取扱量が減少し売上高は△6.1%。営業利益は、飲料関係の在庫増による倉庫費用の増加、車両不足やドライバー不足によるコスト増もあり△18.9%。
 通期予想は、5月に発表した業績予想の達成に引き続き努めていく方針で、変更はしていない。
■ナカバヤシ
〔第1四半期〕
 売上高 13,982 (△2.8%)
 営業益 256 (+136.5%)
 経常益 393 (+40.4%)
 当期益 178 (+108.5%)
〔通期予想〕
 売上高 64,000 (△2.0%)
 営業益 2,550 (+8.7%)
 経常益 2,900 (+6.0%)
 当期益 1,650 (+5.6%)
 営業活動など移動に伴う経費や荷造運賃、販促費、広告宣伝費が減少し、原価率も低下したため営業益と経常益が増加。また、前年同期は投資有価証券評価損を特損計上していたが、当期は特損の計上がなかった。これらにより、減収ながら大幅増益となった。
○ビジネスプロセスソリューション事業(ビジネスプロセスアウトソーシング、図書館ソリューションなど)…売上高は△1.4%、営業損益は黒字転換して49百万円(前年同期は△24百万円)。
○コンシューマーコミュニケーション事業(ノート、アルバム、ステーショナリー関連)…売上高は△3.1%、営業利益は+104.4%。在宅勤務の増加で事務用品などの個人需要が高まり、また休業要請が比較的少なかった家電量販店やホームセンターの売上げが増加。ノートなどは6月以降回復の兆し。
○オフィスアプライアンス事業…売上高は△9.8%、営業利益は△45.8%。企業向けの販売は低調。
○エネルギー事業…売上高は+11.2%、営業利益は△0.5%。
○その他…売上高は△21.3%、営業損益は赤字が膨らみ△900万円(前年同期は△800万円)。
 未定としていた通期予想については、現時点で入手可能な情報と予測に基づき算定した。ステーショナリー需要は改善に向かい、アウトソーシング業務も増加が予想されるが、在宅勤務の定着でオフィス用品需要は減少。また、図書製本や手帳も減少が予想されるため、売上高は減少する見込み。利益は、製造部門の採算性向上や、高付加価値品の開発による原価率低下などによりプラスとなる見込み。
■朝日印刷
〔第1四半期〕
 売上高 10,799 (+12.7%)
 営業益 729 (+86.7%)
 経常益 817 (+68.0%)
 当期益 533 (+81.0%)
〔通期予想〕
 売上高 40,500 ~39,600
(+0.1~△2.1%)
 営業益 1,080 ~770
(△41.2~△58.1%)
 経常益 1,320~1,000
(△39.2~△54.0%)
 当期益 900~690
(△39.5~△53.6%)
 昨年末に子会社化したマレーシアの印刷会社2社の業績が加わり、増収となった。利益は、印刷包材事業の増産体制構築に関連する費用は増加したが、増収に加えて出張自粛などの活動制限により固定費が減少したため増益となった。
○印刷包材事業…売上高は+3.0%、セグメント利益は同+11.8%。化粧品向けは、外出自粛やインバウンド需要の減速により前年割れ。医薬品市場ではOTC向けは横ばい、医療用向けはプラス。
○包装システム販売事業…売上高は+203.7%、セグメント利益は+140.3%。
○その他(人材派遣事業)…売上高は△9.8%、セグメント利益は△3.5%。
 通期予想は、5月発表の前回予想から変更なし。
■スーパーバッグ
〔第1四半期〕
 売上高 6,488 (△16.9%)
 営業益 △53 〈△27〉
 経常益 △37 〈△7〉
 当期益 △124 〈△6〉
〔通期予想〕
 ~未定~
○紙製品事業…売上高は△31.6%、セグメント損益は赤字化して△135百万円(前年同期は39百万円)。新型コロナの影響で、手提袋や紙器の販売量・金額が減少した。
○化成品事業…売上高は△4.1%、セグメント利益は同+125.2%。新型コロナの影響に加えて、一部でレジ袋有料化前倒しの動きもあったため、主力のレジ袋、ポリ手提袋、おむつ用製品の販売量・金額が減少した。利益は、原材料価格低下や販管費減少により大幅増益。
○その他事業…売上高は△14.2%、セグメント利益は販管費減少により+87.5%。
 通期予想は合理的な算定が難しいため、引き続き開示を見送った。
■昭和パックス
〔第1四半期〕
 売上高 4,751 (△2.8%)
 営業益 271 (△8.4%)
 経常益 342 (△5.2%)
 当期益 237 (△6.0%)
〔通期予想〕
 売上高 19,640 (△8.4%)
 営業益 875 (△35.7%)
 経常益 1,016 (△32.5%)
 当期益 700 (△32.4%)
 主要製品が国内生産動向の影響を受けやすい産業用包装資材であるため、経済低迷の影響を受けた。
○重包装袋…売上高は△3.9%、セグメント利益は△16.3%。クラフト紙袋の売上量は△5.6%。合成樹脂、化学薬品、砂糖・甘味用途が大きく減少したが、製粉、塩用途は増加。子会社の売上量は九州紙工が+1.8%、タイ昭和パックス+13.4%、山陰製袋工業△1.8%。
○フィルム製品…売上高は△2.4%、セグメント利益は△2.5%。売上量は産業用が減少、農業用が増加し、合計では△2.8%。
○コンテナー…売上高は+2.3%、セグメント損益は△8百万円(前年同期は△13百万円)。
○不動産賃貸…売上高は△0.8%、セグメント利益は+23.4%。
 通期予想は、5月に発表した前回予想から変更していない。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/21号」より
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