日本製紙は、浜松グリーンウェーブ⑭、特定非営利法人エコライフはままつとともに、使用済み紙容器のリサイクル事業を開始した。浜松市の後援を得て、4月1日から1年間の実証試験事業として実施するもの。浜松市西部清掃工場のリサイクルステーション「えこはま」に設置する回収ボックスから使用済み食品用紙容器を回収し、日本製紙の工場で製紙原料として使用する。
回収対象となる紙容器は、浜松市内の家庭で消費された紙製アイスクリームカップや紙製ヨーグルトカップ、紙コップで、洗って乾かして回収ボックスに投入されたものを収集し、埼玉県草加市の関東工場で段ボール原紙に再生する。
通常、食品容器として使用された紙の多くは一般ごみとして焼却処分されているが、今回のリサイクル事業では、紙が本来持つリサイクル性を活かし資源として再利用する。これにより、焼却ごみの量を減らすとともに、木質資源としての炭素固定に貢献する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/12号」より