中越パルプ工業は、連結子会社「中越エコプロダクツ」を6月末を目途に解散する。中越エコプロダクツへの共同出資会社である環境経営総合研究所が、3月26日に東京地裁から破産手続開始の決定を受けたことにより、当初予定していた合弁事業を継続できなくなったため、解散を決めたもの。
中越エコプロダクツは、中越パルプ工業51%、環境経営総合研49%の共同出資による合弁会社で、紙と合成樹脂の複合素材『MAPKA』(マプカ)を製造するため、2018年に設立された。『MAPKA』は環境経営総合研が開発した新素材。
中越パルプ工業は、「今後は新たな事業の可能性を模索するとともに、新たな形態での事業化に向け検討を進める」としている。