日本テトラパックはこのほど、植物由来ポリエチレンを使用した学校給食用牛乳パック『テトラ・ブリック』が、新たに4社で採用され(計6種=写真)、採用メーカーが合計19社に拡大したことを発表した。
サトウキビ由来のポリエチレンをコーティングに使用した『テトラ・ブリック』は、再生可能資源比率が従来容器の77%から99%に向上し、容器に関わるバリューチェーン全体で約50%のCO2排出量削減を実現する。今回新たに採用したのは、協同乳業(4月~)、フクロイ乳業(1月~)、美濃酪農農業協同組合連合会(4月~)、雪印メグミルク(24年12月~)で、採用拡大により、日本テトラパックが提供する学校給食用紙容器のうち、9割が植物由来ポリエチレン使用の新包材に切り替わる見込み。これにより、年間約1,100tの化石由来プラスチック削減が期待され、また、2023年の新包材導入以降、累計で6,900tのCO2排出削減となる。