東京・王子の「紙の博物館」は、7月19日(土)~8月31日(日)の会期で、企画展 「第32回 特種東海製紙 紙わざ大賞巡回展」を開催した。
 「紙わざ大賞」は、紙の可能性を追求し自由な発想で生み出された創作をテーマにしたコンペティション。ペーパーアートのコンテストとしては最も古く、クリエイターや学生、クラフト作家などの登竜門としても知られる。もとは1991年静岡県島田市の市民団体「島田紙わざ探検隊」によって始められ、現在は特種東海製紙が主催している。紙が使用された作品であれば平面・立体などの形態は問わず、使い方も自由という条件のもと、毎年、全国から数百点の作品が寄せられ、それらの作品には、色や模様が豊富で風合いに特徴があるファンシーペーパーをはじめ、新聞紙、段ボール、和紙など多種多様な紙が使われている。
 企画展では、「紙」だからこそできる作品や、本当に紙でできているの?と驚かされる作品など、さまざまな「かみわざ」の世界が紹介された。
【紙の博物館】
▽東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
▽https://papermuseum.jp/
▽入館料:一般400円、小中高200円(障がい者無料、介助者半額)
▽開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
▽休館日:月曜(祝日の場合は開館)







