ブラジルは南米最大のマーケットで2009年に南米需要の約38%を占めた。従来から輸出も盛んだが、2003年から2009年に輸入量が200%以上増加した。輸入増加3大理由:①コート紙を主に新規能力への投資不足で2-3年大型能力増は計画無い状態、新規の投資は利益幅の大きい市販パルプに向けられている ②ブラジル通貨レアル高で輸入に拍車がかかり、現地メーカーの競争力低下 ③教育・情報用途の紙は輸入税免除(輸入税34-36%が零)。但し、不正な税金逃れの用途が横行しており規制強化措置が講じられている。今後ラテンアメリカの印刷筆記用紙の需要は2009年から2012年に19%増加し250万トンを凌駕する見込みだが、生産能力の伸びは僅かな為、輸出量は約16%減少する見込み。
7月1日付け RISIから
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ