スェーデンの包装容器・包装機械メーカー、テトラパックグループは中国での食品の安全性意識の高まりを商機にしている。同社は1970年代から中国で包装容器販売を開始、一時は2008年に発生した中国製ミルク製品へのメラミン混入事件を契機に乳飲料ックの販売が大きく落ち込んだものの、この事件により中国消費者と政府の食品や乳飲料への安全性意識が高まり、衛生面での安全性を強みに同社の高品質製品の需要を増加させた。2009年7月内モンゴル自治区に中国国内4ケ所目の包装容器工場を設、これにより中国での包装容器生産量は年産500億個に達した。2010年同工場を拡張し、更に年産100億個生産力を増加を図る。中国内陸部での生産でコスト削減を追求し、環境への取り組みを中国内外の消費者にPRする効果を狙っている。
2011年2 ジェトロセンサーから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ