日本貨物鉄道(JR貨物)「環境・社会報告書2010」によると、国際物流の充実・強化について国際海上コンテナの国内における鉄道輸送への取り組みをクローズアップ、スーパー中枢港湾から内陸に向け鉄道サービスのモデル事業をとりあげた。京浜港揚げコンテナを東北地方工場まで輸送する際、鉄道で直接輸送する方式に転換することで、京浜港で通関後倉庫でいったん積み替え、トラックで陸送していた時と比べリードタイムを約4日間程度短縮できた事例。さらに、東アジア諸国との高速フェリーやRo/Ro船(上海スーパーエクスプレス:SSE)航路を中心とした国際物流サービスの取り組みを、通関のほか輸出入に関わる一貫輸送手配を行うグループ会社の(JR貨物インター)と一体で積極的に推進中。SSEをはじめJR貨物の12'コンテナを用いたSea & Railサービスや韓国鉄道公社(KR)との提携で釜山~ソウルの鉄道一貫輸送を行うRail-Sea-Railサービスなど環境負荷の小さい鉄道と船の組み合わせによる国際間輸送の拡充をとりあげている。
1月18日付け SHIPPING GUIDEから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ