晨鳴紙業は広東省湛江に200億元(邦貨約2600億円)投じ製函工場を建設する計画。晨鳴紙業は国内9ケ所に工場を所有し、文化紙(出版・書籍、新聞、印刷筆記用紙、白板紙)主体の製紙メーカー。2004年以来包装材専門メーカー玖龍紙業に生産量の首位を奪われ2位に転落、2009年には理文製紙に2位の座を譲り、3位となった。2009年生産量:玖龍紙業652万トン、理文製紙355万トン、晨鳴紙業299.4万トン。業績面でも玖龍紙業との格差は開く一方。2010年の実績では玖龍紙業の半年分売上及び利益が晨鳴紙業の通期のそれと同じレベル。過去10年間で文化紙の伸び率は10%強に対し、包装材は17%から20%の伸びを示しており、晨鳴紙業として今後も成長の期待できるこの分野に参入すべく玖龍紙業のお膝元である広東省に製函工場を建設する。
1月26日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ