本年1-2月コート紙輸出累計:2.5万㌧、対前年同期比49.6%増、金額1874万㌦、54.1%増、平均単価755ドル、3%増。
主要輸出先はブラジル、インド及びアジア(欧米向けは大幅減)。ブラジル向け3802㌧、4.8倍、インド3549㌧、93.3%増、アジア2448㌧、23.4%増、三ケ国合計輸出量は山東港コート紙輸出の39.5%を占める。更に特記事項としてアフリカ向けの伸びが顕著で2742㌧と8.8倍。欧州向けは157㌧,11.15%減、米国向け112㌧、3.6%減。2009年11月以来米国及び欧州のアンチダンピング関税や相殺関税賦課問題から欧米向け輸出が激減しているが、晨鳴紙業や太陽紙業等山東省の主要メーカーは新規開拓を積極的に推進し、結果としてラテンアメリカ、中近東、アフリカ、インド等で市場シェアを拡大している。昨年来国際的にパルプ価格が高騰しておりコート紙価格も上昇している。
4月13日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ