浙江省南部富陽市の主力段原紙工場は電力不足から操業短縮を余儀なくされる模様。現地からの情報では6月から電気不足対策で一ケ月に約10日間の操短が求められる見通し。中国東部は6月から9月までに湿度や気温が40度まで上昇する為、家庭、事務所や商店等でエアコンが一斉稼働し膨大な電力需要となる。目下、国からの正式発表はないが、実施されると、富陽市在の工場(約70工場―総生産能力段原紙約300万㌧)は中小メーカーが多く自家発電設備を持たず多数が国の電力に依存している為大きな影響を受けることになる。浙江正大紙業―4工場で約32.5万㌧の段原紙を生産-の発言では、政府による強制操短は、目下国内紙・板紙販売が停滞しているさなか、工場によっては大幅減産しているところもあり、工場によっては歓迎されるかもしれない。
5月12日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ