5月11日以降、日本からのコンテナ貨物に対し放射線検査が強化された。日本からロシア向けコンテナ貨物輸送は3月21日以降、ロシア全土で放射線検査が行われることになっていたが、サンクトペテルブルク港は、全ての貨物が対象とはなっていなかった。しかし、5月11日以降同港で陸揚げされる貨物は全て放射線検査が実施されている。今回の放射線検査強化措置導入で、これまでのコンテナ搬出口での検査に加え、コンテナヤードでコンテナを開梱して、検査が行われ始めた。一定の放射線量を超えた場合、コンテナごと日本に返送される。返送対象となる放射線量は毎時10マイクロシーベルトを超えた場合。
ロシア向け貨物輸送には、これまで以上に最終仕向け地までの到着時間に余裕を見ておく必要がある。
5月18日付け 通商弘報から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ