紙パルプ製品協議会(Pulp and Paper Products Coucil)の統計では、世界主要メーカー7月市販パルプ出荷量は対前月比11.1%減の324.5万㌧、対前年同月比2.49%減であった。晒Nパルプ出荷量は172.4万㌧(6月176.8万㌧)、晒Lパルプ140.6万㌧(6月176.4万㌧)。メーカー7月在庫量は平均39日分(Nパルプ―32日、Lパルプ―48日)で前月6月時の34日から5日増加、昨年7月比では6日増加した。市場関係者からは、9月からの価格下落を懸念する声も出ている。Lパルプ在庫量48日は2009年2月の最高53日に次いで29ケ月ぶりの高水準。パルプ市況の需要低迷は世界各地域で散見され、中国とオセアニアを除き、対前年比減少しており、対前月比ではラテンアメリカ及びオセアニアを除き減少となっている。 ◎中国:7月出荷量61万㌧(前月比12.9%減、前年同月比30.6%増) ◎北米:7月出荷量59.4万㌧(前月比11.9%減、前年同月比2.3%減) ◎西ユーロッパ:7月出荷量111.3万㌧(前月比11.5%減、前年同月比11.3%減) (世界市販パルプ統計は全世界生産能力の80%を占める主要20ケ国のデータを基準としている) 8月23日付け RISIIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ