対欧輸出は海運により輸送期間40日間から、直通コンテナ列車の開通で、16日間に短縮。直通コンテナ列車は重慶出発、中国の西安とウイグル、カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランドを経て、ドイツ西部のデュイスブルクに到着する。 近年、沿岸部の地価や賃金の高まりに伴い、沿海部から中西部への大量の産業移転が起きている。西部の中心都市の重慶には、ノートパソコンの工場が大量に移転してきた。米ヒューレット・パッカード(HP)と台湾・富士康や大手が次々に重慶に輸出生産基地を設け、こうした背景の下、中西部、特に重慶にとって輸出ルートの整備が急務になっている。 重慶から欧州までは、主に海港のある上海や深圳などで積み替えられ、輸送期間は40日間程度かかった。直通コンテナ列車の開通で輸送期間は24日間ほど短縮され、輸出物流が大幅に改善される。 10月5日付け 通商弘報から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ