同社はオリッサ州バラソール工場隣接地に紙パルプ一貫工場建設を計画中。インド最大の新聞用紙メーカーだが、計画では印刷用紙年産能力18.5万㌧及びECFパルプ能力15万㌧を設置する。全て順調に行けば来年初め建設開始し、2013年12月に稼働の予定。当初はスェーデン・ホルメン社から購入した中古機を改造して中質紙11万㌧を生産するはずだったが、改造に莫大な費用と労力が必要な為新型抄紙機を設置することにした。生産された洋紙は消費が年率15%と急速に伸びているコピー用紙に加工される。海外特にアジアからの安価な輸入コピー用紙に対抗すべく準備も万端。インドの現行輸入コピー用紙の関税は約10%だが、先行き貿易自由化から関税が撤廃されるとみている。エナミペーパー概要:バラソール工場―新聞用紙機2台計11.3万㌧。印刷用紙1.5万㌧。西ベンガル州コルカタ工場―新聞用紙1.65万㌧。インド新聞用紙消費量:220万㌧―国産:輸入比率半々。 11月4日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ